Ergänzungsverbände

概要

航空兵学校(Fliegerschule)から前線部隊へ配属された搭乗員に対し、平時には前線部隊にて最終的な教育がなされた。これは、彼らを前線部隊での活動に適応させるものであり、言わば “すり合わせ” といったものであった。大戦の勃発によって、この “すり合わせ” の任務を代行する錬成中隊(Ergänzungsstaffel)が編成された。これは前線部隊が即戦力となる兵力のみを保有する事となった為である。
従って、戦時は平時と異なり航空兵学校の卒業後に錬成中隊で数ヶ月間の訓練を受けてから実戦部隊への異動命令が発せられた。

編成時期

戦闘機部隊:39年9月
駆逐機部隊:39年9月
爆撃機部隊:39年11月、創設時より大隊(Ergänzungsgruppe)編制。
偵察機部隊:39年11月
曳航機部隊:40年1月
海上機部隊:40年1月
急降下爆撃機部隊:40年4月
また、後には戦術の多様化に伴って航空兵学校卒業者のみならず、現役飛行兵も転属されてくる場合もあった(例えば、現役駆逐航空兵から夜間戦闘航空兵への配転養育や現役戦闘航空兵のジェット機転換訓練等である)。しかし、この場合も教育課程修了を以って直ちに実戦部隊に異動する事に変わりはない。

装備

部隊は通常、前線部隊の使用機に近いものを使用した。よって、前線機の機種変更に伴い除籍となった機を使用するのが常であった。

翻訳に関して

Ergänzung に関しての翻訳は 「錬成」 を使用した。国内ではこれまで 「補充」 という語を使用しているが Ergänzung と Ersatz では共に 「補充」 になってしまうので、当サイトでは質の補充に主眼を置いた Ergänzung を 「錬成」、量の補充に主眼を置いた Ersatz を 「補充」 と分けて表記する。

Text: © 2002-2005, Fuß


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