常滑市陶磁器会館

(愛知県常滑市栄町3丁目8 電話:0569-35-2033)

常滑市陶磁器会館の呂号大瓶は、私が訪問した平成15年2月7日の時点では会館前にて展示されていた。現在では展示場所が変更されているようである。
当時、常滑市民族資料館のものと混同してしまい、大瓶が屋内にあると思い込んでいたので、この日の天候は正に幸運だった。私は常滑市陶磁器会館の名前だけを憶え出掛けてしまっていたから、雨に降られていたら撮影は困難だっただろう。
この瓶についての情報は会館側にも残っていないとの事で、ここに展示されるまでの経緯等は判らないようである。
以下にこの時の写真を掲載するが、撮影およびサイト掲載許可をくださった常滑市陶磁器会館に末尾ながら感謝する次第である。

大瓶前方より 大瓶右後方より 大瓶右側より
下端に薬液排出口があります。こちらを正面として解説します。
上部の口にある銀色は屋外展示によって異物が入らぬよう取り付けられた金属製の網のリング。
右後方より。瓶の上部(赤っぽい部分)は素焼きで、下部(白っぽい部分)は釉薬が掛けられています。 右側。釉薬が掛けられている高さが最も低いのがこの側。素人目では甲液が滲み出してこないのか不安に感じます。まさか瓶の半分までしか薬液を入れないという事でもないでしょうし…
大瓶下部排出口 大瓶の大きさ
薬液排出口の拡大写真。瓶の下部にだけ釉掛(くすりがけ)が行なわれており、ツルッとした感じである事が分かるでしょうか? 大瓶の大きさは、上写真のB5用クリアブックと比較されれば把握できるかと思います。この大きさでも「小ぶり」だとか。
大瓶の傷痕 大瓶の付着物 大瓶の汚れ
少し傷付いています。焦げたような痕がある事から付着物を取り除こうとして傷になったのかもしれません。 コールタールのようなものが数箇所に付着していました。 これは乾いたような感じの付着物です。

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